早漏

早漏とは?

1. 早漏とは?

早漏とは性交中に男性が自分自身、あるいはパートナーが望むよりも早く射精してしまう症状をいいます。早漏は男性の最も一般的な性的悩みの内の一つです。推定はさまざまですが、世界の3人の男性のうち1人が、早漏の症状をしばらく経験しているとされています。

早漏がまれに起こっているかぎり、早漏の症状で悩む必要はありません。

しかし、以下のような状況に当てはまるとすれば、早漏と診断されることがあります。

・いつもまたはほぼ常に女性の膣に挿入する前に、あるいは挿入してから1分以内に射精してしまう

・性交中の射精をすべて、またはほとんどすべてコントロールして遅延させることができない

・早漏であることが悩みで不満を感じ、結果として女性との性的な親密さを避ける傾向がある

早漏の原因は心理的要因身体的要因がありますが、その両方が原因で早漏になっている可能性があります。多くの男性は自分が早漏であることについて恥ずかしいと感じており、そのことを人に話すことを避け、一人で悩む傾向があります。

しかし、早漏は一般的な症状で、多く場合は治療可能な症状です。
射精を遅らせる早漏防止薬を服用する薬物療法を行うこと、カウンセリングを受けること、治療のための運動をすること、またはこれらの治療方法を組み合わせて行うことは、早漏を改善するために役立ちます。

2. 早漏の症状

早漏の医学的に定義される症状は、女性の膣に挿入後1分以上射精を遅らせることができないことです。この症状は、たとえマスターベーション中であっても、すべての性的な状況で発生する可能性があります。

しかし、医学的な定義の範疇に入らないとしても、自分或いはパートナーの女性が性的に満足する前に射精してしまうことで早漏だと悩んでいる男性はたくさんいます。
射精のタイミングをコントロールすることが出来ないことも早漏の症状の内の一つに入ります。
このようなケースでは、医学的には早漏とは診断されないものの、性的な満足度を上げるために早漏を克服したいと願っている男性は多いようです。

早漏の症状がほぼ全ての性行為で発生してしまうとなると、自分自身も性的な満足を感じる前に射精してしまうのでフラストレーションがたまり、その不甲斐なさや恥ずかしさを感じている上に、パートナーの女性が不満を感じてしまうと誤解が生じ、関係性にも影響を与えることもあります。

早漏は次のように分類できます。

終生早漏/ 生来型早漏 (Lifelong premature ejaculation)

初めての性交から全て、あるいはほぼ全ての性交にて早漏の場合は終生早漏あるいは生来型早漏と呼ばれます。

後天的早漏/ 獲得型早漏(Acquired premature ejaculation)

後天的早漏あるいは獲得型早漏は以前は正常に膣の中で一定の時間をかけて射精を行うことができたのに、ある日ある時がきっかけに早漏になってしまうタイプを呼びます。

ほとんどの性行為の間に自分が望むよりも早く射精してしまうなら、医師に相談することが推奨されています。早漏は一般的な性的悩みでありで治療可能な症状です。

3. 早漏の原因

早漏の正確な原因は未だ不明です。かつては心理的なものと考えられていましたが、医師たちは早漏が心理的要因と生物学的要因の複雑な相互作用を伴うことだと考えるようになりました。

1)心理的な原因

早漏の原因となる心理的要因には、以下のようなものが考えられます。

・初期の性的体験
・性的虐待を受けた経験
・自分の体に自信がないこと
・うつ病
・早漏について心配しすぎてしまう
・罪悪感

また早漏の他の要因には、以下のようなものがあります

・ED(勃起不全)
性交中に勃起を得ること、或いは維持することを心配している男性は、早漏になりやすいとされています。

・不安

早漏を抱える多くの男性は、性行為や他の実生活においても、不安を頻繁に感じている傾向があります。

・パートナーとの関係性の問題

早漏が他のパートナーとの性行為においては起こらなかったとすれば、あなたと現在のパートナーとの間の関係性の問題が早漏を引き起こしている可能性があります。

・ストレス

人生のあらゆる領域における感情的または精神的ストレスが、性行為の間にリラックスして集中する能力を制限することがあります。

・不妊症の問題

射精が膣内で起こらない場合に、赤ちゃんを妊娠することを試みているカップルにとって、時には受精を困難にする可能性があります。このことへのストレスが早漏を引き起こすこともあります。

2)身体的要因

以下のような身体の生物学的要因が、早漏を引き起こしている可能性があります。

・ホルモンレベルの異常
・神経伝達物質と呼ばれる脳化学物質の異常
・前立腺または尿道の炎症および感染
・遺伝

4. 早漏防止・早漏治療の方法

1) 早漏防止・治療のために医療機関を訪れる

早漏防止と治療のための方法は様々な方法があります。

早漏で深刻にお悩みでしたら、まず一度は医師に相談することをおすすめします。

早漏で深刻にお悩みの方は手術や注射などの外科的解決策を医師から勧められる可能性があります。早漏防止・治療のための治療法には選択的陰茎背神経切離手術、ヒアルロン酸ゲル亀頭陰茎増大手術、コラーゲン注射、ヒアルロン酸注射、アクアミド注射などの治療法があります。
手術や注射はリスクや副作用が伴う治療法ですので、それぞれの治療法のポジティブな側面とリスクや副作用などをしっかりと把握した上で、医師と相談しよく考えて判断をすると良いでしょう。

早漏の原因が心因性などであると、カウンセリングやセラピー、トレーニングなどを受けることにより早漏を完治あるいはある程度まで治療することができます。良い医師やカウンセラー、トレイナーとの出会いが重要となるためにしっかりとリサーチをして医療機関を選択するようにしましょう。

2) 早漏防止成分であるダポキセチンが含まれる薬を服用する

早漏防止のためには近年話題となっているダポキセチンという成分が含まれた治療薬を服用することができます。ダポキセチンはもともとうつ病の薬として用いられているSSRIというタイプの抗うつ剤の薬でもあります。日本では医薬品としての認可はおりていない治療薬ですが、2012年に厚生労働省から輸入することへの許可がおり、日本の医療機関でもダポキセチンが含まれた「プリリジー」という医薬品を購入することができるようになりました。

勃起不足で早漏になってしまっているという方は通販で個人輸入代理を通して海外の早漏防止用のジェネリックED治療薬を服用するという方法もあります。世界的に人気のあるバイアグラのジェネリック医薬品であるカマグラゴールドを製造しているアジャンタ・ファーマ社の「スーパーカマグラ」やサンライズ レメディーズ社製造販売しているスーパーPフォースという早漏防止効果のあるダポキセチンを配合したED治療薬が販売されています。早漏防止をしながらED(勃起不全)を解消することができる相乗効果を期待できる医薬品です。

ダポキセチンが含まれる薬を服用することのメリットは速攻性にあるでしょう。精力剤などを服用すると、効果がでるまでに一定の時間がかかり、すぐに効果が期待できる確率はそう高くありません。ダポキセチンが含まれる薬を服用することで、すぐに効果を感じることができます。

ダポキセチンが含まれる薬を服用すると副作用を感じるという方もいます。ダポキセチンが含まれる薬を服用してでる副作用としては下痢、吐き気、めまい、痺れ、血圧低下などが報告されており、中でも下痢やめまいがよく見られる副作用のようです。副作用が出た場合には薬の服用を中止し、安静にしてください。薬の効果が切れる時間になると副作用は通常は治りますが、副作用が続く場合は医師に相談してください。

3) 早漏防止のクリームやスプレーなどの薬を使う

早漏防止のための方法として、早漏防止のクリーム、ジェル、スプレーなどの薬を性交の前にペニスに塗布することで感覚を鈍くさせて早漏防止する方法があります。これらの早漏防止の薬にはリドカインという成分が含まれています。リドカインは医療機関で局所麻酔や痛みどめとして用いられる薬であり、速効性があり強い効果をもたらすために広く使用されている薬です。副作用もほとんどないと言われている優れものの薬です。

早漏防止のためにリドカインの薬を塗布することは、初めは少し勇気のいることかもしれません。リドカインは局部麻酔効果をもたらすために、ペニスの感覚がなくなってしまうと思いがちですが、ペニスの過敏な神経を鈍くさせるだけで、ペニスの感覚が麻痺してしまうほどではありません。丁度コンドームを二つ重ねている感覚と似ているそうです。

リドカインは日本では薬局やドラッグストアなどでは購入することができないので海外からの個人通販を通して購入する必要があります。しかし、リドカインが含まれる市販の塗り薬も数種類発売されています。女性性器のかゆみ止めのために用いられているフェミニーナ軟膏という薬や、痔の薬であるボラギノールM軟膏などの薬にはリドカインが配合されているのでペニスに塗布してもリドカインの効果をある程度もたらすことができます。

4) 早漏を改善するためのトレーニングを行う

① セマンズ法(スタート・ストップ法)のトレーニングをする

スタート・ストップ法は早漏を改善する最もポピュラーで効果的な方法のうちの一つです。方法はいたってシンプルなので時間を見つけてはトレーニングをすると良いでしょう。

・陰茎を上下に撫でて、マスターベーションを始めます。この時、早漏について考えたり、長く勃起を維持させるなどのことを考えたりしないでください。陰茎と骨盤領域の物理的感覚に注意を払うだけで良いのです。

・射精に近づくにつれ、体の肉体的感覚に特に注意を払うようにします。射精する直前に起こる特別な感覚に気付くようにしてください。その感情が何であるかを知ると、この段階の直前に起こった感情に集中することができます。この段階で刺激を与えている手の動きを中止します。

・興奮がおさまったら勃起を長持ちさせたり特別なことを考えたりしようとせずに、マスターベーションを再開します。より興奮するには体がどのように感じるかに敏感になり、気をつけるだけで射精の直前のきっかけになる気持ちを認識することができます。

・刺激をスタートさせて、射精しそうになったらストップするというパターンを少なくとも3回は繰り返します。射精をやめたり、射精直前の感覚を感じとり、射精前の特別な感覚を感じる前の体の中の感覚を認識してみてください。

・このプロセスにおいて重要になる要素はゆっくりと意識してマスターベーションを行うことで自分の体の感覚と意識、神経の伝達のプロセスにより敏感になっていくことです。ゆっくりとリラックスしてマスターベーションすることで少しずつこの感覚に慣れて行き、コントロールする方法を自ら感覚と経験で学んで行きます。

・マスターベーションでのスタート・ストップ法に慣れてきたら、次はパートナーの女性の方と一緒に同じ方法でトレーニングしてみます。初めから膣に挿入するのではなく、まずは女性の手などで刺激を与えてみて、慣れてきたら膣に挿入してみます。

・早漏改善のために大切なことは根気よく長い目で見てトレーニングを行うことです。特に長年早漏で悩んでいる方は、早漏防止薬を使用するなどしない限り、一夜で早漏を解決することは難しい状況です。筋トレをしても1日で筋肉が形成されないように、早漏改善のトレーニングも1日では満足した効果は得られません。少しずつ毎日トレーニングして徐々に早漏が回復していくことを意図してからリラックスして取り組みましょう。

② スクイーズ法のトレーニングをする

射精の直前に、陰茎の精液が出る管を親指と人差し指の間にしっかりと圧迫します。精液が出る管を圧迫することは、射精を防止する勃起が減退することにも繋がり早漏を防止することができるトレーニング方法だとされています。

しかし、この方法は一つ間違うと精液が膀胱に戻ってしまうようなことにも繋がりますので1日1回までに制限して自分の体調を確かめながらトレー二ングを行うと良いでしょう。

マスターベーションの時にスクイーズ法のトレーニングをする方法と、パートナーに協力してもらう方法があります。

③ PC筋を鍛える方法

PC筋(Pubococcygeus Muscle)と呼ばれる恥骨尾骨筋の筋肉を鍛えることは射精のタイミングをコントロールすることに役立つとされて多くの男性に効果を上げている方法です。このトレーニング方法は早漏だけでなくED(勃起不全)にも効果があるトレーニング方法で、特に衰弱性早漏の方には効果的なトレーニング方法です。

PC筋トレーニングの方法はシンプルです。

・5秒ほどのゆっくりとしたスピードで肛門を締めていきます

・5秒ほどそのままの緊張状態を維持します

・5秒ほどかけてゆっくりと肛門の筋肉を緩めていきます

・5秒ほど休みます

まとめ

早漏は世界の多くの男性が悩んでいる一般的な性的悩みの一つである症状です。早漏の主な原因は心理的なものや自律神経の異常にあるようです。早漏の症状を抱え一人で悩む男性は多いのですが、前向きな行動をとることで多くの場合は克服することができる症状ですので、自分に合った改善方法を試されてみることをおすすめします。