パキシルはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される、抗うつ剤になります。日本では2011年に販売が開始されたパキシルは、セロトニンを高める働きを持ち、不安や落ち込み、パニック障害、強迫性障害、社交不安障害、心的外傷後ストレス障害などの改善効果が期待できるお薬です。
パキシルはこの「三大神経伝達物質」の中の、セロトニンに絞ってアプローチする治療薬です。セロトニンなどのこれらの物質は、役目を果たすと不要になるため、再取り込みという形で脳内で回収されていきます。パキシルはこの働きを阻止し、セロトニンの働きを強める作用があります。
このセロトニンが不足してしまうと、ストレスの影響を受けやすくなってしまったり、疲れやすくなる、寝つきが悪くなってしまいます。
この他にも、心のバランスが崩れて感情にブレーキをかけられなくなってしまったり、心のバランスが崩れて精神が不安定になってしまい、怒りっぽくなったり、不安や落ち込みを感じやすくなったり、集中力がなくなったりしやすくなります。
パキシルは効果の切れ味が良く、だらだらとだるい状態にもなりにくいとされていて、様々な不安障害に効果や適応のある治療薬です。
レクサプロは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬に分類される抗うつ剤で、うつ病・パニック障害・対人恐怖症・パニック障害・不安障害などの症状に適応したお薬です。
エスシタロプラムシュウ酸塩は、現在には世界96ヶ国で使用されており、投与された患者数は2億3千万人以上にも上るといわれています。
セロトニンの物質は、役目を果たすと不要になるため、再取り込みという形で脳内で回収されていきます。レクサプロはこの働きを阻止し、セロトニンの働きを強める作用があります。
通常は、脳内 のセロトニン等の量 が 一 定 に 保 た れ て います が、鬱の症状が出始めるとセロ ト ニ ン 等 の 量 が 減 り、神経伝達がうまく できなくなります。 レクサプロで治療 することにより、セロト ニンの量が増え、うつ 病の症状が改善して いきます。
レクサプロは、気分が晴れずに落ち込んだり、悲観的になったり、やる気がでない、集中できない、眠れない・・そんなこじれた心の症状を改善し、気持ちが前向きになるのを助け流作用があります。
人が恐怖を持つことは「正常」であり、「正常で健康な人」であっても、恐怖を有することがわからなくなり、症状が進行してしまうのです。この症状が大きくセロトニンと関わっており、レクサプロがこの症状に非常に有効的とされています。
うつ病・うつ状態は、主にストレスなどによって引き起こされる代表的な精神疾患で、社会環境や個人を取り巻く環境が複雑になるにつれて、日本国内でも患者が年々増加傾向にあります。その治療法や治療薬にも国内外で幾つかの治療薬についても、研究が積極的になされています。